パソコンを使う仕事が増え、長文を書く機会が少なくなっていませんか?
とはいえ、手を動かして書くことで頭が整理できることも事実。
人にペンを借りた時、その書きやすさに驚いたりちょっと欲しくなったりして「書くこと」が楽しくなることもあります。
とりわけ「書くこと自体が楽しくなる」最たるものと言えば「万年筆」でしょう。
使っている人を見ることが少なくなった万年筆ですが、実は魅力にあふれた筆記用具です。
目次
万年筆とは
万年筆はペンの中にインクが入っており、毛細管現象で少しずつペン先にインクが流れ込み字を書くことができるしくみです。
インクはほんの少しずつ流れてくるため、長い期間使用することができます。
万年筆の特徴は、使う人の書き方の癖がペンに馴染むことだと言えます。
長く使っていると自然と手に馴染む感覚があり、反対に他の人が使おうとすると少し書きづらい感じがあるかもしれません。
万年筆もボールペンと同様にペン先の太さで種類がわかれていますが、ボールペンのようなmmの表記ではありません。
EF(極細)、F(細字)、M(中字)、B(太字)などで表記されます。
署名用で使いたい場合はM(中字)かB(太字)が良いでしょう。
万年筆選びのポイント3つ
では、万年筆を選ぶ際の3つのポイントについて解説していきます。
予算で選ぶ
万年筆は決して安い買い物ではありません。
安い物でも数千円はしますし、高級なものになれば10万円以上することもあります。
長年万年筆を使い続けていて万年筆の良さを充分にわかっているのであれば、高級なものを選んでも後悔はしないでしょう。
しかし万年筆を使い続けるかわからない状態で買うのであれば、それほど高級なものを選ぶ必要はありません。
デザインで選ぶ
持っているだけで大人の雰囲気が自然とにじみ出る万年筆。
しかし、そのデザインは落ち着いたものや高級感のあるものだけではありません。
ボールペンのような使いやすさを重視したデザインやボディが木製の重厚感のあるものまでその種類は様々です。
万年筆には見た目で選ぶ楽しさもしっかりとあるのです。
メーカーで選ぶ
予算やデザインを決めたとしても、海外メーカーも含めると多くのメーカーがあり、そこでまた迷ってしまうかもしれません。
国産万年筆では「パイロット」「プラチナ」「セーラー」などのメーカーがあげられます。
そこで、初めて万年筆を使ってみるという方におすすめするのは先に挙げた国産の有名メーカーです。
長く使用する前提である万年筆は、ときに壊れることもあります。
そんな時に国産メーカーのものを購入していれば、いざ修理に出す時も容易です。
また、適応するインクを見つけやすいことも国産メーカーをおすすめする理由の一つです。
持ち物にこだわりたい方におすすめ▼

おすすめの万年筆4選
では、ここからはおすすめの万年筆を4つ紹介していきます。
パイロット 万年筆 コクーン ブルー 細字 FCO-3SR-L-F

このパイロットの万年筆は、価格が3000円未満と非常にリーズナブルです。
しかし、お手頃価格であるにもかかわらずその書き味やデザインに満足するレビューが非常に多いです。
デザインもシンプルながら安っぽさを感じさせません。
レビューにもある通り、万年筆デビューにふさわしいものと言えるでしょう。
プラチナ万年筆 万年筆 バランス シャインクリスタル 細字 PGB-3000A#5-2

こちらのプラチナの万年筆も、価格の割に書き心地が非常に良いと評判です。
ボディに透明キャップを使用しており、またボディ内部にインナーキャップを内蔵することで乾燥を防止するといった機能もついています。
万年筆のデメリットの一つ「インクの乾燥」という点を改善したということで多くのユーザーが満足しているのです。
セーラー万年筆 万年筆 SHIKIORI 雪月空葉 雪椿 中細 11-1224-304

こちらのセーラーの万年筆は書きやすさといった実用性はもちろんのこと、デザインの評価の声が高く上がっています。
降り積もった真っ白な雪に椿の紅色をイメージしたというボディは納得の美しさです。
美しいデザインにより男性だけではなく女性からも人気を集めています。
書き味も非常に良く、書くだけで気持ちが入るという声も見られます。
Picasso(ピカソ) 902 万年筆 紳士シリーズ オリジナルボックス M型 中字 0.7mm

最後に、海外メーカーものを試したいという方向けに、Picasso(ピカソ)を紹介します。
レビューには書きやすさについて不満の声はなく、むしろ書き味に多くの方が満足しているようです。
特に好評なのはそのデザイン。
ボディやキャップにあしらわれている金色の装飾や彫刻は値段以上の高級感を感じさせます。
更に本格的なケースも付いているため、ケースから取り出すだけで気持ちを引き締めてくれることでしょう。
どんな方でも満足感を得られる万年筆だと言えるのではないでしょうか。
まとめ
以前と比べて、書く機会が少なくなってきた今日この頃。
そんな今だからこそ、書く楽しさを得られる万年筆に注目が集まっています。
高価なイメージが強い万年筆ですが、値段はピンキリです。
1万円を切るリーズナブルなものも多く、お手軽価格のものでも書き味を楽しむという万年筆の醍醐味を味わうことができます。
プレゼントとしても喜ばれるであろう万年筆。
ビジネスマンはもちろんのこと、文字を書く機会が多い学生にも万年筆はおすすめです。